JICA隊員としてのアフリカへの赴任
和裁士である私がJICA隊員としてガーナに赴任した時に見た色鮮やかな布たち
それらを現地で和服にしてみたのがAYA KIMONOの始まりです。

2年間の任期中に隊員仲間頼まれてたくさん仕立てました。





着物も帯もすべて手縫いで仕上げました。
布は各々好きなものを選んでもらったので個性が出て面白いですね。
一口にアフリカ布とは言いますが、それも色々種類があります
アフリカ布の定番柄
これらの布が体感的には一番人気が高いと思っています




同じ柄でも色は多色展開ですので好みの色を探すのも楽しい
①例えばこの柄



はい、かわいい!
と言いたいところですがガーナに行ってすぐにはこれがかわいいとは思えなかった(笑)
でもなんかじわじわ来るんですよ、色も柄も(笑)
ガーナ隊員ほとんど全員1着はこの柄の洋服作っていたかも。
②ケンテ柄




ガーナ伝統の織物の柄を再現した染め物、こちらガーナっぽくてなかなか人気がありました。
子供用も作ってみましたがかわいいですよね
③ガーナバティック



バティックとは日本で言うろうけつ染めのこと。
溶かした蝋で柄を書き色が染まらないようにして染めますが、ガーナでは蝋をスポンジのスタンプに浸してポンポンとハンコのように押して防染して染めます、だから同じ柄の繰り返しなんです。
ろうけつ染めの特徴として、蝋での防染部分が乾燥でひび割れてひび割れ模様ができること。
ろうけつ染めについて
割と世界各国にある染めです




woodinは隊員にも人気はありましたが、現地の皆さんにもとっても人気がありました、
シーズンごとに新しい柄が発表されます、柄が繊細ですね。
人気があるためコピー品が安価で売られていたりしますが、生地質が違うのですぐに分かります。
けっこう固めの生地なのであえてコピー品の布を買うこともありました(笑)



GTPはwoodinより少々安価ですがこちらも人気があるブランドです。
Vliscoはかなり高級でしたので隊員には手が出せませんでした(涙)
- この記事の著書
詳しいプロフィールはこちらAya Ito
1975年5月和歌山県生まれ。一級和裁士。青年海外協力隊としてガーナに赴任した際、現地の布で着物を仕立て大好評となる。現在も継続して、アフリカ布の調達の機会を得るたびに単衣着物を自らの手で制作している。